人生の中で様々な喜びや感動を味わえる一方、時には悔しさや悲しさでいっぱいになることもあります。
私たちはそれらの経験から更に一段と大きく成長していくチャンスがあります。
しかし誰しもが柔軟に目の前の事実と、自分と向き合って、考えることができるというわけでは無いです。
今回はそれでも「変化に恐れずにチャレンジする大切さ」をこの本は強く説いているのでご紹介します!
<結論>現状に甘んじることなく、変化を恐れずにどんどんチャレンジすることが大切!
物語に登場するネズミ2匹と小人2人が「迷路」という環境の中に住み、「チーズ」を探します。
至ってシンプルなこの物語で、「世の中の急激な変化に対していかに柔軟に対応することができるか」というポイントを深く学ぶことができます。
ぜひ自分の生活に置き換えて読むと、自分はどのキャラクターと似ているのか、その結果どのように今後を過ごしていくべきなのかを理解することができると思います。
登場キャラクターと性格
ねずみ:スニッフ…誰よりもはやくチャンスをかぎつける能力
:スカリー…何事も即行動する
小人 :ヘム…変化することにネガティブな感情を抱き、現状維持を好む
:ホー…常に別の視点から物事を観察して、上手にその波に乗ろうとする
ねずみは本能的に動くのに対して、小人は頭でよく物事を考えます。
それぞれに考えを持ちながらも、毎日迷路の中でチーズをを探すというゴール(目的)は変わらないのです。
私たちも同じようなゴールを設定しても、行動や考え方でゴールまでの到達スピードやその過程で得た経験値などは異なります。
この本を読んでゴールに辿り着くまでの考え方をもう一度見直すきっかけにしてみましょう!
チーズ…私たちが人生で求めるもの(家族、仕事、財産、健康などの象徴)
ねずみと小人のゴールは迷路の中にあるチーズステーションです。
硬くてガリガリと食べ応えのあるチーズ、一生食べ続けることができるような大量のチーズなど、目標とするチーズは異なりますが、チーズを探すことは共通しています。
読書のポイントは、
①チーズを探す過程の気持ちと行動の変化
②いざチーズを大量に手にした時の気持ちと行動の変化
③ある日突然チーズが目の前から無くなってしまった時の気持ちと行動の変化
大量にあると思われたチーズは実は有限で、日々減少していた中で、
ねずみたちは常にリスク管理(毎日チーズの残量を把握)をしていたのに対して、小人たちは大量のチーズが無限であると思い込み、何も考えることなく、そしてもちろん何の行動もしていませんでした。
いざチーズが目の前から無くなった時に、ねずみと小人の対応は天と地の差です。冷静に次のチーズを探し行けるのか、または目の前の現実に慌てふためき、どのような行動を起こすのか。
迷路…チーズを追い求める場所(社会、家族、地域、会社、家庭などの象徴)
ねずみと小人たちは決して簡単にチーズステーションを見つけることができたわけではありません。
私たちの生活でも、仕事や学業、人間関係など悩みは困難、難しいことがたくさんあります。
物語の迷路は道がたくさんあるだけで無く、暗かったり、似たような道があったりと、自分が歩みを進めた道でさえも忘れてしまうようなとても過酷な環境です。
それでもねずみと小人はその道を前進したからこそ、目標のチーズステーションを見つけることができたのです。
とても高い壁にぶつかったとしても、解決方法を複数考えて、常に前進すること、チャレンジし続けることが大切だと学ぶことができました。
日々自分と向き合い、環境の変化にも柔軟に対応するネズミ
ねずみは、チーズステーションを見つけて毎日たくさんのチーズを食べることができるようになっても、決して油断はしませんでした。
日頃からリスク管理として、日々チーズを調査して有限であることが分かっていました。あとどのくらいで無くなるのか、次のチーズステーションを探す気持ちのとその準備をも怠りませんでした。いざチーズが無くなっても、慌てふためくことなく、次のステップへと進むことができたのです。あとは本能的に次のチーズステーションを見つけるのは時間の問題といってもよいでしょう。
ねずみは本能的に動くので、時には効率が悪いかもしれません。それでもまずは行動することが大切で、方法は行動した結果や経験からいくらでも改善することはできます。
やはりチャレンジすることが大切で、現状維持は後退を意味すると考えると、とても恐ろしいことであると思いました。
現状維持は後退、それでも「現状に」に甘んじ勝ちで変化を恐れて行動しない小人
小人たちは頭を使って物事をよく考える(考えすぎる)ことができます。チーズステーションを見つけて数日後、彼らは無限にあるこのチーズステーションを自分の物と認識し、「現状維持の生活」を送ることを自然と自分で決めつけていました。
考えることを止めた時に、それはどんどん衰退することを意味していると思います。
ある日突然チーズが無くなった時は、小人は慌てふためき、現実を受け止めきれませんでした。何日も何日も無くなった原因を考え、更にはその内またチーズが戻ってくるなどという自分に都合の良い考えをするようになります。
過去ばかりを振り返り、ずっと考え込み、未来を見ないことが一番よろしくないところでした。
その後、考え方がどんどんポジティブになり、次のチーズステーションを探すために行動することができていくのです。
最終的には新しいチーズステーションを見つけることができ、その過程で経験した貴重な学びを私たちに様々な言葉でアドバイスを送ってくてます。
自分は4人の中の誰に当てはまるでしょうか?
実際に物語を読んでみて、あなたはどのキャラクターに当てはまるのか、ぜひ確認してほしいいと思います。
自分を客観的に見ることができ、良い点、不足している点を学ぶことができます。
ぜひこの本が皆さんの生活にポジティブな影響を与えてくれる本だと信じています。
日々のチャレンジ精神を意識してどんどん行動しましょう!
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